春のお花を使ったフラワーアレンジメント画像と解説

年が明けると梅の花が咲きはじめ、だんだんと春の気配がやってきます。今回は、吸水フォームを使用したフラワーアレンジメントの作り方を、旬の春のお花を用いて作っていきます。気分もワクワクする春に、趣味でフラワーアレンジメントをはじめてみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

目次

1、春のお花とアレンジメントに選ぶ花材

2、便利に使える花用吸水フォームとは

3、基本のフラワーアレンジメントの作り方

4、まとめ



春のお花とアレンジメントに選ぶ花材

皆さんも、春といえば桜や桃の花をはじめとする淡いピンクのお花や、明るく元気な黄色いお花、優しい色使いをイメージするのではないでしょうか?

ここでは春の季節に出回るお花、フラワーアレンジメントに使いやすいお花などをご紹介します。

 

 

◯人気の春のお花選び

フリージア、スイートピー、ヒヤシンス

3月、4月頃には白や黄色の香り高い可フリージアを花壇で見かけることはよくありますが、生花市場ではひと足早く生産されたものが農家から届きます。2〜3月頃にはもうお花屋さんで販売されています。

香り高さで知られるお花といえば、スイートピーもとても人気ですよね。スイートピーは豆の種類です。春に咲く品種は早くて2月頃にはお花屋さんで購入することが可能です。可愛いだけでなく元気で春らしい印象を与えてくれます。

ヒヤシンスは球根からなる背丈の低いお花です。こちらも春にしか楽しむことができないので、フラワーアレンジメントに入れてその香りを楽しんでみてください!

ミモザ

太陽のように明るいお花ミモザは、お庭で育てるとやがて大きな木に成長します。蕾から開花すると、小さな丸いフワフワとした黄色のお花がたくさん咲きます。お花だけでなくシルバーがかった独特な形をしたミモザの葉っぱはアレンジメントにも使うことができ、一枝購入するだけでも十分アレンジメントを華やかに彩ることができます。

パンジー、スミレ

紫や黄色、淡いピンクなどで可憐なのにインパクトがありフラワーアレンジメントのアクセントになってくれるのは春らしい印象のお花の代表的なものの一つ、パンジーやスミレ。一輪、二輪あればアレンジメントが一気に引き立ちます。

 

コデマリ、バイモユリ

グリーンの種類はたくさんありますが、コデマリは使いやすいのでオススメです。コデマリは細めの枝にグリーンの小さな葉と白い小花がたくさんついていて、枝の動きをうまく使うことでアレンジメントが個性的、また芸術的に仕上がります。また、バイモユリもオススメの春のグリーンです。こちらはユリの一種で小ぶりで淡いグリーンの蕾と濃いグリーンの葉のコントラストと、上品な静けさをもった独特なキャラクターが、明るいフラワーアレンジメントの中にどこか清浄と落ち着きを与えてくれます。



◯年間アレンジメントによく使われるお花

定番のバラ、ユリ、カーネーション、ガーベラ、菊、ダリアなどは季節を問わず年間を通して常に生産されています。これらは安定感のある存在で、アレンジメントのアウトラインを作るのにとても使いやすい花材です。

また、ゆらゆら揺れたり繊細な動きのあるお花としてはスカビオサ、レースフラワーなどが年中手に入る代表的なお花です。

季節ものではチューリップ、紫陽花、ひまわり、コスモスなどその時々にしか手に入らないものも多くありますが、ここでは割愛します。

 

◯アレンジメントに必須、陰の主役グリーン

華やかで色とりどりのお花を選んだら、陰の主役グリーンも忘れずに揃えましょう。フラワーアレンジメントの基本はお花+グリーンで構成されています。<目立たない葉物類>と、<目立って欲しい葉物類>をあらかじめ自分の中で使い分けておきます。目立たない葉物類としては、ルスカスやピスタチオの葉などダークグリーンで小さめの葉っぱがひと枝にいくつもついているものが使いやすいのでオススメです。目立って欲しい葉物類としては、先述のミモザの葉やコデマリのグリーンなどを使ったり、ユーカリなどシルバーがかったものなども冬から春にかけては特に人気です。またリキュウ草は、ツルの動きが特徴的なライトグリーンの葉物で、年中手に入りウェディングフラワーなどにも人気があります。

 

 

便利に使える花用吸水フォームとは

◯花用吸水性フォームとは

日本では生花が主流の頃、剣山を用いてお花を生ける文化がありましたが、西洋からフラワーアレンジメントの文化が流れてきてからは、吸水フォームといった花専用の吸水性スポンジが広く用いられるようになりました。

 

吸水フォームは器に簡単にセットすることができ、水を含ませたそれに花の茎を直接差し込むことで花の鮮度を保つことができ、また簡単に花の向きや長さなどを自由に調整しながらデザインできるため、アレンジメントの構成に役立てられています。

オアシス社が販売しているものが多く出回っていることから、そのもの自体をオアシスと称することもあります。アレンジメントに使用しても目立ちにくい緑のフォームが一般的です。

 

◯吸水性フォームの使い方

アレンジメントに使用したい器の大きさに合わせてカットし、バケツなどにためておいた水に浸します。浸すといっても水面にそっとフォームを置くだけで、あとはスポンジが水を吸い揚げ全体が深い緑になるのを待つのみです。この時、フォームを手で押さえたりしないように注意してください。スポンジの表面だけが水に濡れると、水が中まで浸透できなくなりフォーム自体が使えなくなってしまいます。

 

水の吸い揚げができれば、器に動かないようにしっかりと固定し吸水フォームのセットは完了です。浅いお皿を使う場合や、ウェディングなどでアレンジメントを移動させる予定がある場合などは専用のテープを使ってさらにしっかりと固定することもありますが、自宅用のフラワーアレンジメントの場合は特に必要ないでしょう。



基本のフラワーアレンジメントの作り方

フラワーアレンジメントの基本形には、正面があるものと、ドーム型でどの角度からも楽しむことのできる形のものとに大別されます。ここでは後者のドーム型のアレンジメントの作り方の基本をご紹介します。

◯ドーム型アレンジ基本その1〜初めのグリーン

まずはじめにやっておきたいこと!

それは意外かもしれませんが、グリーン(葉物類)を使って全体をうめることです。吸水フォームの緑が全体的に隠れる程度にグリーンをうめることから始めます。全体的なアレンジメントの大きさをイメージしたら、その大きさにしたがってアウトラインを作るようにグリーンを挿していきます。ここではデザイン性は強調せずに、基本の骨組みを作ることを意識してください。バランスよく左右前後と大体同じ長さで統一します。ここで高さも決めますが、後に入るお花をよりはグリーンの方がわずかに短めになるように配置してください。

 

◯ドーム型アレンジ基本その2〜お花の配置

次に、大きめのお花を入れていきます。茎の比較的しっかりしたもので、安定感のあるものが使いやすいです。真ん中(高さ)、左右(幅)前後(奥行)を考えながら、手持ちの花材の中から大きめのお花を選び形作っていきます。真ん中にはフォーカルポイントといって一番美しいお花を入れることがベーシックな方法ですが、上級になりアレンジのコツがわかってくると必ずしもそうしなければいけないことはありません。

 

基本の手順では、全て長さを均等に入れることをオススメします。そうすることで全体のバランスが取りやすく視覚的に美しいアレンジメントが完成します。

 

一般的によく使われる大きめのお花例

バラ、チューリップ、カーネーション、ユリ、菊、ガーベラなど



大きなお花を入れ終わると、主張度合いの低い小さなお花や繊細な茎のものなどを足していきます。ツルものや枝などもこのタイミングで使います。茎の細い可憐なお花は、上記で例にあげたお花とは逆に主張度合いが低いので、茎を長めに使うことでその花の存在感を増すことができます。

これらの植物の形や特性をいかすことで、ゆらゆらと揺れる動きのある印象のアレンジメントに仕上げることができます。

 

繊細なお花の例

スカビオサ、レースフラワー、パンジー、スミレ、その他ツルもの

 

◯ドーム型アレンジ基本その3〜仕上げのグリーン

花の配置が完成すれば、あいた空間をグリーンでうめていきます。この時には<目立って欲しい葉物類>を使うと一段と素敵な仕上がりになります。ユーカリやミモザの葉なども色の明るいものを入れてあげると全体の印象が明るく仕上がります。特にグリーンにこだわらない場合は、ダークな葉物をお花よりも低めに入れて隙間をうめます。グリーンが足りない場合は使用した花材の中からバラの葉などの強い茎の素材のものを選び、葉物として使うこともアイデアの一つです。

 

まとめ

 

以上、春のお花を使ったフラワーアレンジメントをご紹介しました。基本的なフラワーアレンジメントの作り方をざっくりと説明しましたが、フラワーアレンジメントに興味はお持ちいただけたでしょうか?

 

一年の中で、春はお花の種類が一番豊富な季節なので、お花屋さんに行くとたくさんの可愛いお花に出会うことができます。

季節的にも過ごしやすくお花が長持ちするので、フラワーアレンジメントに挑戦してみるのにぴったりの季節です!

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。